一棟マンションが不動産投資物件として人気の理由
一棟マンション投資というと資産家や土地所有者など、資産を持っている人がする投資というイメージが先行しがちです。ところが昨今の地価上昇を背景に、サラリーマンにも人気の不動産投資。その理由を調査してみました。
一棟マンションの不動産投資が注目されている理由
不動産投資で一棟マンション投資が注目されています。一棟マンションというと大きな買い物なので投資は無理だと思っている人も少なくないはず。ところが近年、サラリーマンや主婦の方でも一棟マンション投資をする人が増えています。
1・キャッシュフローが増えやすい
一棟不動産投資は1部屋だけ買う区分投資とは違い、まとまった収入を得られます。ワンルームマンション投資では1部屋からの家賃収入に頼りがちになります。しかし、一棟マンション投資では退去者が一部屋でてもその時点では収入にあまり影響がない特徴があります。一棟マンション投資ではワンルームマンション投資では得られない資産を形成できるのです。
利回りの高さ
一般的に一棟投資マンションとワンルームマンション投資では利回りに1%程度の差があると言われています。またワンルームマンション投資は収入に占める修繕積立金などの割合が高くなるので、実収入はさらに低下します。
多額の家賃収入を得られる
一棟投資マンションは複数の部屋を所有することになります。したがって多くの利益を手にできます。
月々の収入の違い
- 一棟マンション投資:家賃6万円×10室=60万
- ワンルームマンション投資:家賃6万×1=6万
一棟マンション投資で得られる収入はこのようにワンルームマンション投資とは大きく家賃収入が違います。この状態が1年続くと
- 一棟マンション投資:家賃6万円×10室×12=720万円
- ワンルームマンション投資:家賃6万×1×12=72万
となります。一棟マンション投資とワンルームマンション投資を比べた場合、累積するとさらに収入に大きな開きがでてきます。
融資が受けやすい
一棟マンション投資はワンルームマンション投資より多くの家賃収入を得ることができます。そのため、金融機関から融資を受けやすい特徴もあります。金融機関は不動産の価値よりも土地の価値を重視して審査をします。したがって一棟投資マンションのように、一つの土地を所有している場合は融資審査で有利になります。
小口投資で始めやすい
金融機関からの融資を受けずとも、一棟マンションは200万円から300万円程の資金があれば投資を始められるため、サラリーマンの副業や老後の資金作りにも最適と言えます。とりわけ「一棟マンション」というカテゴリにおいては、投資家向けに作られた物件も多く、小口投資に関するセミナーも都内を中心にたくさん開催されています。実際の投資に必要となる資金の少なさとハードルの低さが、サラリーマンに向いていると言われる所以でしょう。
フレキシブルな運用が可能
一棟マンション投資はワンルーム投資と違いマンションを丸ごと所有するため、オーナの意思でリフォームや改築が可能です。その時代にあった方法で資産運用可能になるので、陳腐化に対応しやすいのです。