風水からみた運気の上がる家
実践的風水
みなさんは家の風水というのは気にしたことはあるでしょうか?
有名な風水としては北枕があり、北に足を向けて眠ると良くないと言われています。
その他にも、入り口にテレビを置くと良くない、黄色い壁がよいなどと、風水に関する家のことは沢山あります。
風水といっても、何も東西南北を意識してどこに何を置いたらよいかや、またインテリアや壁紙の色は何がよいかなどと小難しいことを考える必要はあります。
ここでは風水という観点から、風通しの良い家にするにはどうすればいいかということについて考えて見たいと思います。
風通しのよい家にするために
風通しの良い家にするために重要なことは2つあります。
まずは日本では風は一般的に南から北へと流れていく地域が多いです。
山やビルなどがあって風の流れが変わるような場所は別ですが、一般的には南から北です。
これは日本は夏になると台風が発生し、高気圧の場所から低気圧の場所に風がながれるので、南から北へ風がながれるようになります。
このことをふまえて家造りを考えると、南北に窓があると風が通りやすくなり、理想的な部屋としては南と北側に角を挟んで対照的に2つずつ窓があると良いです。
そしてもう一つ考えるべきは、風は低い位置から高い位置へと流れていきます。
これは、暖かくなった空気は冷たい空気よりも軽くなるので、上昇して上に向かいます。
熱気球が空へ飛んでいくのと同じ事です。
このようなことから、建物では低い位置と高い位置に窓を設置すると、風が流れやすくなります。
この手法は一般的に温度差換気と言われています。
風が通りにくいような住宅街で、この2つの手法を取り入れれば、風が流れやすくなったのを実感できるはずです。
特に、海辺や高台などでは、この手法を取り入れると、風通しのよい家が出来上がります。
一般的な住宅なら、一つの部屋に南北に窓を付けて、高い位置に換気口などを取付けてもあまり意味はないです。
温度差換気を実用的に行うなら、天井付近の壁に窓を付ける、吹き抜けの上部に窓を付ける、2階付近にあるロフトに窓を付けるなどのことをして、ある程度の高低差を持たせると、通気が良くなります。
実際に天井付近に窓のある家は、晴れた日は日光を取り入れやすいという面もありますが、それ以外に温度差換気を行えるというメリットもあるのです。
上記の2つの方法を取り入れて通気良くすれば、夜涼しくなれば窓を開けると風が入ってくるので、エアコンもさほど使わずに省エネにも役立ちます。
どうしても通気の悪い部屋であるというなら、換気扇を取付けて強制的に風を排出して風の流れを作る、サーキュレーターで部屋の中の空気をかき混ぜるという方法もあります。